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高校生×地域おこし協力隊
十和田市の魅力発信プロジェクト【TowaPro】後編
参加した高校生からひとこと 

                                                                               

                                                                                     2024年10月12日(土)、地域交流センター「とわふる」大ギャラリーにて、十和田市内の高校生がショート動画で地域の魅力を発信するプロジェクト「TowaPro(とわプロ)」の動画完成発表会開催されました。イベントミニレポート&インタビューの後編では、各チームの代表が、プロジェクト参加を通して感じたことを話してくれました。

チーム紹介①:チームバラバラ

<メンバー>
三本木農業恵拓高校 小守 穂野花(こもり ほのか)さん/佐々木 心昊(ささき みそら)さん
三本木高校 山端 麗未(やまはた れみ)さん/渡邉 沙文(わたなべ さふみ)さん

「景色をPRする」をテーマに、「官庁街通り」「手づくり村 鯉艸郷」「道の駅とわだぴあ南部裂織体験」「奥入瀬渓流」「十和田湖カヌー体験」「農家民泊体験」のPR動画を制作。チーム名の由来は、好きなものが“バラバラ”の個性豊かなメンバーが揃ったことから。

個性豊かなメンバーが農家民泊で仲良しに
将来も自然豊かな十和田で暮らしたい

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<チームを代表してひとこと>
小守 穂野花さん 三本木農業恵拓高校2年生

高校では農業クラブに入っています。活動は、田植えの会を運営したり、「農業鑑定競技」という農業に関する小テストのコンテストを開いたり、文化祭でパネル展示をしたりとか。農業の楽しさを広めることを目指して活動してます。

でも、実際の農作業に関わる機会は少なくて。TowaProの中で、農家さんに泊めていただきながら農作業を体験できたのが一番印象深かったです。他校生と交流することってなかなかないから貴重な経験になりました。チームバラバラは共通点がほぼないくらい個性あるメンバーが集まってたんですけど、あのとき一つのチームになれたのかなって。一気に距離が縮まりました。

撮影では長ネギを収穫して包装して、あとはメンバーとたくさん話せたのが楽しかった! 夜、部屋で恋愛トークしたのが一番の思い出かも…(笑)。

私は動画制作が初めてで、戸惑うことも多かったんですが、一つ一つ丁寧に作れたので、良かったと思います。動画の長さとイメージに合うBGMを探すのが一番苦労しました。

十和田市に生まれて育って、この環境は当たり前だと思ってるところがあったんですけど、TowaProの活動に関わってみて、ちょっと見方が変わりました。あらためて思ったのは、自然が豊かで、景色がすごく綺麗なんだなっていうことです。専門学校に進んで調理師免許を取ったら、家族がいて自然がある十和田市に戻って来たいなと今、考えています。

チーム紹介②:とわはぴ

<メンバー>
三本木農業恵拓高校 山田 結子(やまだ ゆいこ)さん/大下内 悠奈(おおしたない ゆうな)さん
三本木高校 佐々木 華花(ささき はな)さん/高松 惺(たかまつ あかり)さん

テーマは「数字」。価格・時間などの情報を盛り込み、見る人に役立つ動画を目指した。「官庁街通り」「道の駅とわだぴあ南部裂織体験」「十和田湖カヌー体験」「京甘堂」「農家民泊体験」「手づくり村 鯉艸郷」で撮影したほか、移住希望者向けの移住情報まとめ動画も制作。

若い人もおばあちゃんも色々な人と出会って
十和田って良い人しかいないって思いました

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<チームを代表してひとこと>
大下内 悠奈さん 三本木農業恵拓高校3年生 

うちのチームは最初のオリエンテーションから意見がポンポン出て、チームワークが良かったですね。私は動画を作るのが初めてでしたけど、同じチームに経験豊富な子が3人もいて、色々と教えてもらえました。

一番苦労したのは自分たちで声を入れたナレーション。声のトーンやスピードを変えて色々なパターンを試して、何十回も録り直して。だから1~2日かけて1本やっと完成するかしないかぐらいのペースで、大変でしたね。

撮影で特に楽しかったのは南部裂織体験です。小学校の授業で裂織のオリジナルキャラクターを作って賞をもらって、そこから裂織がわりと好きだったんですけど、今回はちゃんと作品を仕上げられて良かったです。指導してくれたおばあちゃんが、とっても優しくてノリが良くて、私が笑ってると突っ込んでくれたりして(笑)。すごく楽しくできました。

ほかにもカヌーのスタッフさんや京甘堂の店主さんとか、30代くらいの人からおじいちゃん、おばあちゃんまで撮影でお世話になったんですが、みんな優しい。十和田の人って良い人しかいないなって思いました。ジェラート屋さんとか面白いスポットも増えているし、もっと、どんどん人が来ればいいな。

今まで将来の夢ってあんまりなかったんですけど、TowaProで色んな人と出会って、最近は言語聴覚士に興味を持っています。大学に進学して資格を取ったら十和田に戻って、高齢者も子どもも、コミュニケーションに困っている人を支えられたらいいなって思っています。

チーム紹介③:ネイチャーガールズ

<メンバー>
三本木農業恵拓高校 濱田 智奈(はまだ ちな)さん/樋口 夏宝(ひぐち かほ)さん
三本木高校 川村 文乃(かわむら あやの)さん/坪 菜々美(つぼ ななみ)さん


「自然を取り入れる」をテーマに、「官庁街通り」「手づくり村 鯉艸郷」「道の駅とわだぴあ南部裂織体験」「駒っこランド」「十和田湖カヌー体験」「農家民泊体験」を取材。「チームの楽しさを伝える」「見ている人を飽きさせない」と演出にこだわって制作。

十和田の隠れた魅力を伝えたくて試行錯誤
PR動画制作の経験は将来にも活かせそう

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<チームを代表してひとこと>
濱田 智奈さん 三本木農業恵拓高校3年

人とコミュニケーションを取るのも動画作成も好きなので、楽しそうだなと思って応募しました。あと私は青森市出身で、高校から十和田に来たから、地域をもっと知りたい気持ちもありました。将来は動物の保護や愛玩動物の殺処分を減らすことに携わりたくて、県内で唯一、動物科学科がある三本木農業恵拓高校を選んだんです。

今回の企画を通して、十和田の隠れた魅力がたくさん知れました。例えば鯉艸郷。季節ごとに違うお花が咲き乱れて、ウサギとふれあえるなんて最高! でも市街地から離れているし、私の周りでも知っている人は少ないと思う。

こういう隠れた魅力を若い人に伝えられたらと思って、私たちのチームの動画では、スピーディなテンポで見る人が飽きないようにとか、ナレーションを2人の掛け合いにして楽しそうな雰囲気を出したりとか、試行錯誤しました。

あとプロジェクトの中で、十和田市の子育て支援についても勉強させてもらったんですよ。赤ちゃん連れのお母さんに実際にお話を聞いて、どんな制度があるかとか、子育てしている人の気持ちとか、知ることができました。十和田ってサポートがしっかりしていて、すごい住みやすい街だなって思いましたね。

私は今、高3なんですが、来年の4月から動物看護大学に進む予定です。その後は動物愛護の活動が進んでいる広島県で経験を積んで、いずれ青森に戻って来たいと考えています。今回TowaProで動画でPRする方法について学べたので、この先の活動でもその経験は活かせると思っています。

今回の取材場所

十和田市地域交流センター(とわふる)

〒034-0011 青森県十和田市稲生町16−1
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