とわだを読む 日々の語LOG

TOWADA HIBI COLLECTION WEB MAGAZINE

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テーマは「地域を編集する」。
【十和田メディア研究部】スピンオフ
トークショーを聞いて私たちからひとこと。

2018年10月14日。スタート時間が近づくにつれ、市民交流プラザ「トワーレ」の熱気は少しずつ高まっていきます。この十和田市から情報発信するための実例や戦略を学ぶ【十和田メディア研究部】。フィナーレを飾るトークイベントが行われようとしていました。出演者はいずれも独特の視点から、ローカルの新しい捉え方、新しい価値観を提案してきた編集者の方々です。

イベント全体の内容はウェブメディア・灯台もと暮らしの記事に分かりやすくまとまっていますで、そちらをご覧いただければと思います。

参考:【十和田メディア研究部】究極的にはみなさん自身が、ローカルメディアなんです
http://motokurashi.com/aomori-towada-media-4/20181129

第一部のトークセッションが終わり、第二部は参加者による交流会が行われました。参加者ご自身の活動や暮らしに関する情報をもっとたくさんの人に知ってもらうために、自己紹介にはじまり、トークセッションのゲストや参加者同士で情報交換する場が設けられました。14-54CAFEのドリンクや軽食もふるまわれ、楽しく貴重な時間となりました。

14-54CAFE記事:http://towada-iju.com/collection/webmagazine/020

ここからは、交流会に参加していただいた方に今日の感想をお聞きしました。これから地域の中で生きようと決意した人、各地を駆け巡る〝風の人〟、地域に根差して生きる〝土の人〟。それぞれの視点から、何を思い、何を感じたかを語っていただきました。

「まず自分からやってみる」が染みました

栗本千尋(くりもとちひろ)さん
ライター/編集者

ご夫婦ともに八戸市出身の栗本さんは東京在住。2人の子どもを育てながら、雑誌を中心に活躍するライター兼編集者です。この日はある目標を携えて参加。トーク終了後、積極的に質問する姿が印象的でした。

「今は東京に住んでいるんですけど、数年後には八戸市に戻ってメディアを立ち上げたいと思っています。だから帰省したときには地元のクリエイターの方と会うようにするなど、少しずつ準備している感じです。今日はお三方の話をうかがって、面白くて…それから、ハッとさせられましたね。メディアを立ち上げたいとなったとき、企画を溜めて、人を集めて…とかって頭の中で色々考えていたんだけど、まずはアクションを起こしてみるっていうのが大事なんだなと。「やってみて初めて分かることもたくさんある」っていう藤本さんのお話、染みました。
何のためにメディアをやりたいのかといえば、私自身フリーランスなので、地域に仕事を作りたい、フリーでも食べていける地域を作りたいんですよね。そもそもの目的から見つめ直せたことも収穫でした。」

編集者の言葉選びは秀逸。グラレポで伝えます

なかそねことみさん
グラフィックレポーター/十和田メディア研究部参加者

グラフィックレポートとは、会議やセミナーなどの内容をグラフィックでレポート=絵で伝える手法。旅を愛するなかそねさんは、出身地の沖縄をはじめ、東京や日本各地を訪れながら発信する多拠点生活を送ります。

「今日はゲストの皆さんが言葉を使うお仕事だからだと思うんですけど、話す言葉が印象深くてまとめやすかったです。グラフィックレポートってネット上にすぐ発信できるので、スマホでもPCでも、誰でもいつでも見られるのがいいと思います。
グラレポを始めたのは今年(2018年)初め。Twitterで知って、絵が好きだしとやってみたら、できた(笑)。自分ではメモの延長くらいに思っていたけど、東京で伊佐知美さん(2017年、十和田市移住フォーラム第2弾「移住女子会」に登場)が出演されたイベントで描いていたら、「すごい!仕事になるよ!」って言ってくださって。そのご縁で十和田メディア研究部のことも知って、参加を決めました。以前旅行で来たことはあったけど、「ここに行けばあの人がいる」って思うと、街への愛情の深さが変わりますね。今は十和田が大好きです。」

※移住フォーラム第2弾「移住女子会」 http://towada-iju.com/collection/webmagazine/011

地域の”面白いおじさん”で居続けたい!

坂本雅利(さかもとまさとし)さん
牛小屋音楽会主催/2012年、十和田市へUターン

当サイトの移住者インタビューにも登場した坂本さん。ご夫婦でUターンしてから丸7年が過ぎました。定期的に行っている「牛小屋音楽会」のほか、最近は福祉施設やライブハウスなど活動の幅を広げています。

「今日は軽い気持ちで来たら周りが若い人ばっかり。67歳の私が居ていいのかなって思ったけど(笑)、柿次郎さんの『面白いおじさんが地域を面白くする』ってお話を聞いて元気が出ました。私たちは、牛小屋ホールから出て、外での活動が増えています。八戸市のライブハウスで演奏すると、それがきっかけでセッションしたり、牛小屋音楽会にも来てくれたりしてね。地域のミュージシャンとの交流が活発になっています。
藤本さんの『連れて行きたいお店ができるとその街に愛が生まれる』って話も大変心に残りました。お店でなくても、アートなら美術館とか、音楽なら牛小屋音楽会のコンサートとか。我々の年代にしても若い人たちにしても、そういった誰かを連れて行きたいような場所や機会が増えれば、十和田の街はもっと盛り上がるのではないでしょうか。」

※坂本雅利さんインタビュー記事 http://towada-iju.com/interview/006.php

今回の取材場所

市民交流プラザ トワーレ

 隈研吾氏設計の市民交流プラザ「トワーレ」は、「みちと広場を融合させたにぎわいの広場」をコンセプトに平成26年10月14日にオープンしました。
 イベントの他、市民活動支援ゾーン、たまり場ゾーン、子育て支援ゾーンなど多数の用途で市民から利用されています。
 気軽に立ち寄れる場所となっていますので是非ご利用下さい。
住所:〒034-0011 青森県十和田市 稲生町18-33
TEL:0176-58-5670
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